私の普段のビル管理での電気主任技術者実務記事です。
私と同じ、これからの方の参考になれたなら幸いです。
・⇒私からの挨拶★・⇒電気主任技術者スキル
以下個人的な電気動画(貴方も実験してみてね)
・⇒対地電圧100V機器の絶縁判定・⇒変圧器B種接地電流190mA!
・⇒漏れ電流で分電盤絶縁診断・⇒電源が入らないのですが
・⇒水道管でアースが取れる?・⇒絶縁抵抗計のあの疑問?
・⇒変圧器地絡対応マニアル・⇒家でも各種測定練習できます★
・⇒漏電・⇒短絡・⇒コード断線・⇒メガ故障?・⇒メガ練習
・⇒コンセント・⇒回路探す・⇒マグネット・⇒ビリビリ?
電気主任技術者に着任してもこういう物が意味不明
ですと自ら納得した管理はできません。今日は実際
の受電回路の主要部分(この建物は今はなし)を見せ
るので貴方がこの現場担当になったつもりで研究さ
れてください。従い今回は補助的な説明のみ。現場
では誰もこういう物を丁寧に教えてくれる人なんて
いないので自分で勉強するしかなく、電験三種の時
と違い学びの文言がない資料だけです。慣れてれば
図面だけの方が最短で動作を正確に理解できます。
受電設備の資料はこういう回路図とかパーツ仕様
試験成績表とかだけです。
まずこういう受電シーケンスを最初に見る場合は
手動でVCBを入切SWのラインを確認してください。
所内の電気事故でVCBをトリップする配線は手動
切りと同じラインになっています。30X1と30XR
のa接点とは何なのかこの図面だけではそれがわ
かりません。ここで2枚目の図面に行きます。
VCB内部a接点は中央監視への状態表示や現場盤
の状態ランプ回路に利用されます。接点の前後
の番号はリレーの端子番号、線にある数字が線
番号で実際の現場で扱う場合はこの番号が重要
です。たとえばT03のa接点につながる何かが
VCBは投入なのに反応しないならばT0301とNC1
の配線を外して、VCB側の端子をテスターで
導通を確認すればいいのです。ただPC側から
は信号電圧がかかってるので短絡とならない
様に2線を接触しない様に線を抜き、テーピン
グをしておかないといけません。中央監視の
信号はDCで数ボルト、回路切れで電流は流れ
てないから火花とかは抜いても出ません。
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各接点にある数字を見ればそれが何の関係なのか
わかります。NETで自動制御器具番号を知らべて
確認、たとえば27なら不足電圧、つまり停電に関
係する、51なら過電流とかです。各異常時動作
a接点は集約されて最初の30X1と30XRを通電させ
ます。つまりはそれらの異常を一括してVCBに知
らせ回路を遮断させる目的のリレーです。
30X1リレーに通電される時は30X11リレーも同時
にONとなりそれのa接点が動作する事で警報回路
を自己保持します。上のPBES押ボタンがb接点
動作なので何もしないと導通状態、故障が解決
したらそれを押す事で通電が切れて30X1リレー
はOFF状態となる。それをしないとVCBは投入で
きない、VCBは切り信号が継続してると入信号
には反応しないのです。ただここで不明は
52XC接点です、3枚目の図面にGOです。
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3枚目は分けて説明します、まず3-1ですが52FX
~52GBXのa接点がすべて動作状態で52XCリレー
はON状態、52FXのa接点は52FXのVCBが投入状態
で動作します。ここで52FTXリレーは52XCと30X
11のa接点が動作する事でONになります。
3-2図面、52Gとは発電機VCB関連です。ここでの
52Gと52GBの各aとb接点は発電機VCBの投入状態
により動作する接点です。52GのVCBが投入状態
ならば52GX1と52GXリレーはON、逆にそのVCB
又は52GBのVCBが切れた状態なら52GTXリレーは
ON状態となります。接点が並列になってるので
又はとなるのです。更にここで52GTXリレーの
a接点が動作、52FTXリレーのb接点が動作して
ない時に52FCXリレーはON状態となります最初
図面ではあえて説明しませんでしたが52FCXの
a接点に気がつかれましたか?このリレーが
ON状態でないと52FXのVCBは投入できません。
接点2個が直列なら2条件が同時に成立した時
並列ならどちらかの条件が成立した時という
意味です。
こういうシーケンスを見るなら各VCBが下の様に
何の役目を見てからでないと、理解が難しいの
は当然です。今回は事情でそれは公開できない
ませんが回路を研究する場合は上の様な感じで
回路を追ってください。そのページ内で解決で
きない接点の意味は必ずどこかにあります。
こういう物が見れるなら空調機、給排水、消防に
おいて自分自信のお仕事に自信が持てます。たと
えばこれある現場のインバーター空調機のシーケ
ンスですがトラブルで停止しても商用にはならな
いというそこのベテランの方と意見が相違したの
ですが私は図面でこんな感じで説明したら納得
してくださいました。経験は最重要なのですがそ
れだけで中を知らないとイレギュラー時の対応が
できないのです。老朽化した物件を担当する場合
はシーケンス理解は電気主任技術者は必須です。
中央監視の信号で空調機が起動しないのですが
電気主任さんと言われたらどうしますか?こう
いう事は老朽化した設備ではありえます、こん
な物は仮に業者点検していても壊れる時は急に
そうなります。そうパーツは消耗品なのです。
現場で手動起動しない場合は私の過去記事を読
んでください、手動はOK自動だけがそうなら
CX8の接点が動作するかです。基本として端子
緩みがないか確認してCX8をジャンパー線で短
絡してみてください。これで無理なら中央監
視になるので即業者に連絡すればいいです。
私は月に1回、排水槽ポンプの動作点検をする
のですがジャンパー線で短絡という行為は間違
えると回路を焼く恐れがあります。線のとこに
4PE2とか番号がありますが図面で線番を確実に
確認して行います。だからシーケンスがわから
ないと電気設備ってスイッチのON/OFFしかでき
ないのです。それでは電気主任技術者としても
いかがな物でしょうか?
シーケンスは紙の上で習得できても不足です。
実際の現場でどの位置にそれらのパーツがあ
るか確認する事、一応はそこで図面の配線を
目で追って確認作業が必要です。それでこそ
イザで必要な確認や対応ができるのです。
ビルの電気主任が受電設備の保守点検を専門
にしてる人と異なるのはその現場設備にある
各設備も中身を知っておかないといけないと
いう点です。受電設備の月例点検や年次絶縁
抵抗測定、巡回、立会もありますがそれは当
たり前で+αも取得しないといけません。
初着任ではキツかったけど現場経験が増える事
で違う現場で電気主任をしても楽にできます。
ただ会社でいきなりシーケンスを扱ってはいけ
ません。短絡事故でも発生さえたら管理会社が
オーナーに弁償では済まないです。家でパーツ
を購入して自分で回路を自作して練習してくだ
さい。タイマー、リレー、マグネット、SSDなど
今はAmazonで購入できます。私はこれで基礎を
覚えました。電気工事士で練習したのとは少し
異なるスキルです。でも楽しみながら習得でき
ますから電気主任を目指す方にはいつかされて
ほしい経験です。お仕事でガチに役立ちます。
ビルでされてるシーケンス動作はほとんど机の
上で再現できます。スターデルタとかも自分
でマグネットを3個購入して配線は何でもい
いから組んでみればバッチリ取得できます。
三相は家では電源がないので単相シーケンス
なら実際に通電して動作させてみます。簡単
な事でもきちんど動作したら結構感動です。
そうして電気は楽しみながら覚えましょう。
・⇒私からのメッセージ★
絵を描くのが昔からの私の趣味です。
私と同じ、これからの方の参考になれたなら幸いです。
・⇒私からの挨拶★・⇒電気主任技術者スキル
以下個人的な電気動画(貴方も実験してみてね)
・⇒対地電圧100V機器の絶縁判定・⇒変圧器B種接地電流190mA!
・⇒漏れ電流で分電盤絶縁診断・⇒電源が入らないのですが
・⇒水道管でアースが取れる?・⇒絶縁抵抗計のあの疑問?
・⇒変圧器地絡対応マニアル・⇒家でも各種測定練習できます★
・⇒漏電・⇒短絡・⇒コード断線・⇒メガ故障?・⇒メガ練習
・⇒コンセント・⇒回路探す・⇒マグネット・⇒ビリビリ?
電気主任技術者に着任してもこういう物が意味不明
ですと自ら納得した管理はできません。今日は実際
の受電回路の主要部分(この建物は今はなし)を見せ
るので貴方がこの現場担当になったつもりで研究さ
れてください。従い今回は補助的な説明のみ。現場
では誰もこういう物を丁寧に教えてくれる人なんて
いないので自分で勉強するしかなく、電験三種の時
と違い学びの文言がない資料だけです。慣れてれば
図面だけの方が最短で動作を正確に理解できます。
受電設備の資料はこういう回路図とかパーツ仕様
試験成績表とかだけです。
まずこういう受電シーケンスを最初に見る場合は
手動でVCBを入切SWのラインを確認してください。
所内の電気事故でVCBをトリップする配線は手動
切りと同じラインになっています。30X1と30XR
のa接点とは何なのかこの図面だけではそれがわ
かりません。ここで2枚目の図面に行きます。
VCB内部a接点は中央監視への状態表示や現場盤
の状態ランプ回路に利用されます。接点の前後
の番号はリレーの端子番号、線にある数字が線
番号で実際の現場で扱う場合はこの番号が重要
です。たとえばT03のa接点につながる何かが
VCBは投入なのに反応しないならばT0301とNC1
の配線を外して、VCB側の端子をテスターで
導通を確認すればいいのです。ただPC側から
は信号電圧がかかってるので短絡とならない
様に2線を接触しない様に線を抜き、テーピン
グをしておかないといけません。中央監視の
信号はDCで数ボルト、回路切れで電流は流れ
てないから火花とかは抜いても出ません。


各接点にある数字を見ればそれが何の関係なのか
わかります。NETで自動制御器具番号を知らべて
確認、たとえば27なら不足電圧、つまり停電に関
係する、51なら過電流とかです。各異常時動作
a接点は集約されて最初の30X1と30XRを通電させ
ます。つまりはそれらの異常を一括してVCBに知
らせ回路を遮断させる目的のリレーです。
30X1リレーに通電される時は30X11リレーも同時
にONとなりそれのa接点が動作する事で警報回路
を自己保持します。上のPBES押ボタンがb接点
動作なので何もしないと導通状態、故障が解決
したらそれを押す事で通電が切れて30X1リレー
はOFF状態となる。それをしないとVCBは投入で
きない、VCBは切り信号が継続してると入信号
には反応しないのです。ただここで不明は
52XC接点です、3枚目の図面にGOです。
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~52GBXのa接点がすべて動作状態で52XCリレー
はON状態、52FXのa接点は52FXのVCBが投入状態
で動作します。ここで52FTXリレーは52XCと30X
11のa接点が動作する事でONになります。
3-2図面、52Gとは発電機VCB関連です。ここでの
52Gと52GBの各aとb接点は発電機VCBの投入状態
により動作する接点です。52GのVCBが投入状態
ならば52GX1と52GXリレーはON、逆にそのVCB
又は52GBのVCBが切れた状態なら52GTXリレーは
ON状態となります。接点が並列になってるので
又はとなるのです。更にここで52GTXリレーの
a接点が動作、52FTXリレーのb接点が動作して
ない時に52FCXリレーはON状態となります最初
図面ではあえて説明しませんでしたが52FCXの
a接点に気がつかれましたか?このリレーが
ON状態でないと52FXのVCBは投入できません。
接点2個が直列なら2条件が同時に成立した時
並列ならどちらかの条件が成立した時という
意味です。
こういうシーケンスを見るなら各VCBが下の様に
何の役目を見てからでないと、理解が難しいの
は当然です。今回は事情でそれは公開できない
ませんが回路を研究する場合は上の様な感じで
回路を追ってください。そのページ内で解決で
きない接点の意味は必ずどこかにあります。
こういう物が見れるなら空調機、給排水、消防に
おいて自分自信のお仕事に自信が持てます。たと
えばこれある現場のインバーター空調機のシーケ
ンスですがトラブルで停止しても商用にはならな
いというそこのベテランの方と意見が相違したの
ですが私は図面でこんな感じで説明したら納得
してくださいました。経験は最重要なのですがそ
れだけで中を知らないとイレギュラー時の対応が
できないのです。老朽化した物件を担当する場合
はシーケンス理解は電気主任技術者は必須です。
中央監視の信号で空調機が起動しないのですが
電気主任さんと言われたらどうしますか?こう
いう事は老朽化した設備ではありえます、こん
な物は仮に業者点検していても壊れる時は急に
そうなります。そうパーツは消耗品なのです。
現場で手動起動しない場合は私の過去記事を読
んでください、手動はOK自動だけがそうなら
CX8の接点が動作するかです。基本として端子
緩みがないか確認してCX8をジャンパー線で短
絡してみてください。これで無理なら中央監
視になるので即業者に連絡すればいいです。
私は月に1回、排水槽ポンプの動作点検をする
のですがジャンパー線で短絡という行為は間違
えると回路を焼く恐れがあります。線のとこに
4PE2とか番号がありますが図面で線番を確実に
確認して行います。だからシーケンスがわから
ないと電気設備ってスイッチのON/OFFしかでき
ないのです。それでは電気主任技術者としても
いかがな物でしょうか?
シーケンスは紙の上で習得できても不足です。
実際の現場でどの位置にそれらのパーツがあ
るか確認する事、一応はそこで図面の配線を
目で追って確認作業が必要です。それでこそ
イザで必要な確認や対応ができるのです。
ビルの電気主任が受電設備の保守点検を専門
にしてる人と異なるのはその現場設備にある
各設備も中身を知っておかないといけないと
いう点です。受電設備の月例点検や年次絶縁
抵抗測定、巡回、立会もありますがそれは当
たり前で+αも取得しないといけません。
初着任ではキツかったけど現場経験が増える事
で違う現場で電気主任をしても楽にできます。
ただ会社でいきなりシーケンスを扱ってはいけ
ません。短絡事故でも発生さえたら管理会社が
オーナーに弁償では済まないです。家でパーツ
を購入して自分で回路を自作して練習してくだ
さい。タイマー、リレー、マグネット、SSDなど
今はAmazonで購入できます。私はこれで基礎を
覚えました。電気工事士で練習したのとは少し
異なるスキルです。でも楽しみながら習得でき
ますから電気主任を目指す方にはいつかされて
ほしい経験です。お仕事でガチに役立ちます。
ビルでされてるシーケンス動作はほとんど机の
上で再現できます。スターデルタとかも自分
でマグネットを3個購入して配線は何でもい
いから組んでみればバッチリ取得できます。
三相は家では電源がないので単相シーケンス
なら実際に通電して動作させてみます。簡単
な事でもきちんど動作したら結構感動です。
そうして電気は楽しみながら覚えましょう。
・⇒私からのメッセージ★
絵を描くのが昔からの私の趣味です。